ご紹介
リハビリテーション科について
「リハビリテーション(rehabilitation)」という言葉は、ラテン語で「re(再び)」+「habilis(適した)」から構成され、「再び適した状態になること」を意味しています。機能回復だけを目的とするのではなく、新たに手段を獲得したり、過ごしやすい生活環境を整えたりすることも目的としており、その方の目標に向かって、そして地域社会において充実した生活ができるように行われる活動がリハビリテーションです。
当院のリハビリテーション科では、リハビリテーションの理念に基づき、地域医療に貢献し、地域住民の方が安心して医療サービスを受けられることを目指し、発症から在宅まで積極的なリハビリテーションを行っております。
リハビリテーション科の概要
当院は20~40代のスタッフを中心とした、活気ある明るい職場です。小さいお子さんのいるスタッフも多く、家庭と仕事を両立しやすい環境です。
理学療法士のみの体制ですが、理学療法に留まらず、広く「リハビリテーション」という枠組みで業務に取り組んでいます。
“患者さまの人生にかかわる”という意識を強くもち、責任を持って業務に取り組み、患者さまの能力を最大限に生かしたQOL向上に努めています。
現在は特に「地域リハビリテーション」に力を注ぎ、地域の健康体操や、行政と連携した通所サービスなどの介護予防事業にも積極的に参入しています。
これからのリハビリテーション職としての職域の拡大と、常に前向きでオープンなリハビリテーション科を目指しています。
所属長:唐木 晃一(理学療法士)
理学療法士:12名(うち非常勤2名)
助手:2名
係長:唐木 晃一
主任:吉川 和孝 藤野 元気
院内での活動
- NST(栄養サポートチーム)
- シーティングチーム
- 褥瘡委員会
- 糖尿病療養指導チーム
車いすシーティングにも力を入れています。
- モジュール型車椅子 7台
- チルト・リクライニング型車椅子 2台
専用のクッションも8種類、計18枚取り揃えています。
入院・外来リハビリ
当院の患者様は、主に整形外科・内科で受診される地域の高齢者の方が中心であり、その特性上以下の疾患を担当する機会が多くなります。
整形外科:大腿骨頸部骨折/変形性股関節症/圧迫骨折 等
内科:糖尿病/慢性腎臓病/認知症/COPD 等
入院から退院、その後の外来フォローまで、1人の患者様を継続して担当することができます。
退院後の生活を考え、それぞれの背景を重視したリハビリテーションを提供することを心掛けています。
訪問リハビリテーション
当院では訪問リハビリテーションも実施しています。
入院から訪問へ移行する方も多く、退院後も継続して関わる事ができます。
入院リハビリでのADL維持・向上だけでなく、歩行・トイレ・入浴・家事動作や福祉用具の選定・調整など、日常生活に沿ったリハビリテーションを提供し、QOLの向上を目指します。
ご家族や介護職の方との連携も重要となります。
院外での活動
八王子駅伝への参加
「認知症と共に生きる」RUN伴八王子+ への参加
地域の体操教室への参加
スタッフの声
スタッフの声(1)
整形外科疾患・外科疾患等の患者様に携わるため、幅広く勉強する必要がありますが、多くの知識を学ぶことができます。
現在は入院・外来・訪問のリハビリに関わらせて頂いており、機能訓練だけでなく生活をイメージした動作練習や福祉用具の選択等を試行錯誤し、患者様1人1人が「その人らしい生活」を送れるよう、他部署と連携しながら取り組んでいます。
スタッフの声(2)
急性期・生活期のリハビリテーションだけでなく、外来・訪問リハビリテーションや地域事業への参加も行っています。そのため様々な分野のリハビリテーションを学べる場であると感じています。
また外部発表や学会発表なども増えてきており、活気のある職場です。ぜひ見学に来てみてください。
実習について
当院では、実習から就職後の新人教育へとつなぐ流れをスムーズにするために、従来型の症例レポート作成などの課題は原則非実施とし、その代わりとして診療参加型実習への移行を進めています。
実習生の皆さん一人一人の個性に沿ったプログラムを一緒に考えていきましょう。
【年間受け入れ人数】
- 臨床実習 2~3名
- 評価実習 4~6名
- 検査・見学実習 8~12名
基本的には入院患者様へのリハビリテーションを中心に、幅広く治療を見学・体験していただきたいと考えています
TMGリハビリテーション部について
MGリハビリテーション部では、グループのメリットを生かした研修や新人教育プログラムなど、人材育成に関わる様々な取り組みを行っております。グループのホームページにて、より詳細な情報を随時掲載しております。ぜひ一度ご覧ください。