ご紹介

放射線科では、各診療科や病棟などと連携を取りながら、画像診断を中心に放射線業務を行っています。

患者さまに安全に安心して検査を受けていただけるよう、被ばく低減や検査時間の短縮、撮影機器の管理に努め、各診療科に診断価値の高い画像を提供できるよう努めています。

検査について

放射線科でよく行われる検査について、簡単に説明いたします。不明な点等ありましたら、放射線科スタッフにお気軽にお尋ねください。※所要時間は、検査自体の時間を表記しています。(あくまで目安ですのでご了承ください)

一般撮影

一般に言うレントゲン撮影です。X線を利用して肺・腹部・骨等を撮影します。

  • 所要時間(目安):5~10分
  • 痛み等の有無:ありません。

CT

Revolution Maxima (GE HealthCare社)

X線を利用して身体の輪切りの画像を撮ります。
造影剤を使う場合は、注射があります。

  • 所要時間(目安):5~10分
  • 痛み等の有無:ありません。

MRI

1.5T SIGNA Creator (GE HealthCare社)

磁石を利用して身体の色々な方向の画像を撮ります。
造影剤を使う場合は、注射があります。
磁力を使うため被曝がありません。

  • 所要時間(目安):30分~1時間
  • 痛み等の有無:痛みはありませんが、機械から大きい音がします。

X線TV装置

X線を利用して、胃や大腸の撮影をします。

  • 所要時間(目安):20~30分
  • 痛み等の有無:ありません。

乳房撮影(マンモグラフィー)

セノグラフ DS デピスティ (GE HealthCare社)

乳房を機械で圧迫し、X線を利用して乳房内部を撮影します。

  • 所要時間(目安):10分
  • 痛み等の有無:乳房を圧迫する際に痛みがあります。

当院では、マンモグラフィー専用の撮影室を完備しており、
マンモグラフィー撮影に関しては、医師が行う場合を除いて
女性技師がすべて撮影を担当しております。

骨密度測定

ALPYS A (FUJIFILM社)

微量のX線を利用して、骨の密度を測定します。

  • 所要時間(目安):5分
  • 痛み等の有無:ありません。

PACS(画像管理通信システム)とは

PACSとは、撮影した画像をフィルムではなくデジタルデータとしてネットワーク上で管理するシステムです。従来のX線画像はフィルムに撮影して診るのが一般的でしたが、PACSではフィルムは使用せず、診察室にあるモニターに撮影した画像を映して診察を行います。(X線検査後の診察にパソコンを用います。)

PACSを使用する検査

PACSを使用するのは、一般撮影装置、CT装置、MRI装置で撮影した画像になります。マンモグラフィ、TV透視装置などその他の機器を使用する場合は、従来のフィルムへの撮影となります。

今までとの違い

PACSを導入することにより、迅速に画像診断を行うことが出来、患者さまの待ち時間短縮に大きく貢献しています。また過去の検査画像の検索も簡単になり、治療の効果判定や治癒の観察が容易に行え、診断の質の向上につながります。