入院費用について

入院費用の標準内容は、以下の通りです。

入院費用 =(1)入院医療費 + (2)食事代 + (3)自費(室料、文書料など)

※寝巻・タオル類・紙おむつに関しては専門業者によるレンタルを導入しております。入院費用とは別に、専門業者より直接ご請求させて頂きますのでご了承ください。詳しくはこちらをご覧ください。

(1) 入院医療費

当院では、DPC(診断群分類・包括評価)方式による算定をしています。(平成21年7月1日入院分より)患者さまの病気・病状をもとに、処置などの内容に応じて定められた『1日当たりの定額の点数』を基本に医療費を計算いたします。
※病名や診療内容によって、分類された診断群分類のいずれかに該当すると医師が判断した場合がDPC対象になります。
診断群分類に該当しない場合や一部の検査等は、従来の出来高での計算となります。
※詳しくは「DPCについて」をご覧ください。

高額療養費制度の取り扱い

高額療養費制度とは、保険診療の医療費を対象に、一定の負担額を超えた分について加入の健康保険から給付される医療費助成制度のことをいいます。入院費については、加入の健康保険から事前に「限度額適用認定証」の交付を受け、病院に提示いただけれ ば、窓口でのお支払いは自己負担限度額までの金額で済みます。(ただし、食事代や自費は対象になりません)
詳しくは「高額療養費制度について」をご覧ください。

(2) 食事代(入院時食事療養費)

入院中の食事代について、一定金額をご負担いただきます。(負担額は患者さまによって違います)

(3) 自費

介護用品代

介護用品に関しては必要時にご購入いただいております。

個室の差額室料

個室・2人部屋をご利用の方は、規定の室料をお支払いいただきます。料金は健康保険が適用されませんので、患者さまの全額負担となります。個室の差額室料(税別)は下記の通りです。

1人部屋 トイレ・シャワー・洗面台・冷蔵庫・電話 15,000円+税/ 日
冷蔵庫 12,000円+税/ 日
一般(テレビ) 8,000円+税/ 日
2人部屋 一般(テレビ) 6,000円+税/ 日

文書料(診断書・証明書等)

病院が発行する証明書、診断書にかかる費用は保険対象外です。 (発行する文書ごとに費用が違います。)

注意事項

・入院費は入退院の時間に関わらず午前0時を基点として1日分の料金となります。

・差額室料は、入院・退院の時間に関わらず午前0時を基点として1日分の料金となります。

(例:1泊2日 ⇒ 差額室料2日分)

入院費の請求・お支払いについて

入院費は、月1回(月末締め)および退院時に請求させて頂きます。お支払いは1階入退院窓口にて、下記の受付時間内にお願いいたします。

※高額療養費制度についてはこちらをご確認ください。

(1)入院中(月一回)の会計
毎月月末に締め切り、翌月の10日過ぎに請求いたします。

(2)退院時の会計
請求書が準備出来しだい事務担当者よりご連絡いたしますので、それまでは病室でお待ちください。

※DPC対象患者さま…月をまたいで入院されている場合、退院月の病名や治療内容等によって最終支払額が決定します。そのため、退院時に入院日まで遡って変更に伴う診療費の差額調整を行います。退院時に、調整した差額をご請求させていただくことがありますので、ご了承ください。

領収書の保管について

医療費の領収書は大切に保管してください。所得控除(医療費控除)の対象として申告の際に添付を求められます。当院では、領収書の再発行はいたしません。紛失の場合は領収証明書(有料)となりますのでご注意ください。

注意事項

・お支払いにクレジットカードはご利用になれません。現金のみの取り扱いになります。

・保険証の変更があった場合は、すみやかに1階入退院窓口までご提示ください。

窓口・受付時間

入院費のお支払いは、1階入退院窓口までお願いいたします。下記の受付時間外は手続き出来ませんので、ご注意ください。入院費に関するお問い合わせは、医事課 入退院係が承ります。

受付時間

月~金曜日 9:00~16:45
土曜日 9:00~12:30

お問い合せ先

 医事課 入退院係

 

DPCについて

当院は、平成21年7月1日から厚生労働省の指導により、入院医療費の算定方式が従来の『出来高払い方式』から、『DPC(診断群分類・包括評価)方式』に変わりました。

※高額療養費制度の取扱いは従来と変わりません。

DPC(診断群分類・包括評価)方式とは

診療行為ごとに料金を計算する従来の『出来高払い方式』とは異なり、患者さまの病気・病状をもとに、処置などの内容に応じて定められた『1日当たりの定額の点数を基本に医療費を計算する方式』です。

1日当たりの定額の点数は、厚生労働省の定める診断群分類と呼ばれる区分ごとに、入院日数に応じて定められています。

対象となる患者さまは…

一般病棟の入院患者さまで、傷病名が診断群分類(DPC)に該当する場合が対象となり、主治医の判断により決定されます。外来患者さま、一般病棟以外の入院患者さま、診断群分類(DPC)に該当しない患者さまなどは対象外となり、『出来高払い方式』で計算いたします。

包括される項目は…

『DPC方式』に含まれる項目は、入院基本料や注射、一部を除く投薬、検査、画像診断等です。手術や一部の処置・検査、輸血、リハビリテーション等は含まれませんので、従来どおり『出来高払い方式』で計算されます。食事代は、従来通りの金額を負担して頂くことになります。

お問い合せ先

詳細やご不明な点は、上記までお問い合わせください。
医事課 入退院係

 

高額療養費制度について

窓口で支払う医療費が高額になったとき、負担を軽くするために一定額(自己負担限度額)を超えた額が、あとで健康保険から支給されます。これが『高額療養費制度』です。

入院費の場合は現物支給となっており、70歳未満の方は、加入する医療保険から事前に『限度額適用認定証』を発行してもらい、保険証とともに医療機関に提示することによって、窓口での支払いが一定額(自己負担限度額)までで済みます。この制度はすべての健康保険に共通の制度です。

注意事項

・入院される前に、加入する医療保険から認定証の交付を受け、当院にて入院手続きを行う際に、保険証・各種受給者証とともに認定証を提示してください。

・認定証の提示が遅れた場合、認定証での窓口支払いの取扱いができない場合があります。

(その場合も、手続きすることにより、限度額を超えた分が診療月から数ヶ月後にご加入の健康保険より払い戻されます。手続き方法等については、ご加入の健康保険窓口へお問い合わせください。)

・食事代、差額ベッド代、文書代、自費診療費など保険給付外のものは高額療養費の対象ではありません。

・自己負担限度額は、患者さまの所得及び医療費総額により異なります。

問い合わせに関して

高額療養費制度に関するお問い合わせ先は、患者さまご自身が加入されている健康保険によって異なります。不明な点等は、ご自身の健康保険の担当窓口までお問い合わせくださいますようお願いいたします。

高額療養費に関して 参考ホームページ
厚生労働省『高額療養費制度を利用される皆さまへ』